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同和問題は、わが国の歴史的発展の過程において形成された身分階層構造に基づく差別、いわゆる部落差別により基本的人権が侵され、特に、何人にも保障されている市民的権利と自由を完全に保障されていないという人権問題です。
わが国には、同和問題の他にさまざまな人権問題が存在します。これらは全て「人間としての尊厳と権利」が侵されているという点で「根っこ」が同じと言えます。実際、さまざまな人権問題の中には同和問題の支えになっているものも多く見受けられます。ですから、さまざまな人権問題について解決に努力することは、同和問題を解決する力にもなりますし、逆に、同和問題を解決するように努力することは、他のさまざまな人権問題を解決に導くのです。
ただ、同和問題には他の人権問題にはない特質があります。それは、同和問題は身分的差別の問題であるということです。現在のわが国には、法制度上の身分制はありませんが、封建時代の身分的差別の色彩を残した差別が部落差別として存在しています。
そして、現在の部落差別は、単に一定の地域に居住しているという点で差別があるのではなく、そうした地域から出ても、その地域の出身であるという理由で差別を受けるという性格をもっています。いわば、人としての能力などに違いがないのに「誰の子に生まれたか」という出生が問題になるわけです。その上、身分的差別の特質からその差別が代々つきまとうことになります。
同和問題の解決に取り組む上で、同和問題と他のさまざまな人権問題との関わりと違いについて理解・認識することはとても大切なことです。 |
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●同和問題は人権問題である。
(平成12年県民意識調査・県同和委員会) |
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